まごまご嵐ボート部 第7回 ②&第8回(最終章)

今日も…冷たい雪や雨が降り続く一日でした 

でも…心静かに過ごせる日もあっていいのかなって…そんな気分です 



まごまご嵐ボート部の紹介…本日ゴールいたします 

気にかけてのぞいてくださったみなさまに…感謝の気持ちでいっぱいです 

ありがとうございました…



 
一回船台につけるから…翔くんが背中やっちゃったから!

コックスニノくんの声が練習場に響きます
大会まであと5日…最後の全体練習で背中に激痛を感じた翔ちゃん
艇から…申し訳なさそうな表情でおります

すいません…

大丈夫、大丈夫…

光さんも急いで翔ちゃんのところへやってきます
翔ちゃんの背中を確認する光さん…

このへん?
これは…右手だな…寒かったかな…
道具がおかしいかどうか、ちょっと見せて!
それで、1時間休憩にしましょう







すいません…つったのかな…引っ張ったのかな…

不安そうな表情で建物の方へ向かう翔ちゃん…
応急処置をしてから…メンバーの練習の様子を見守ります

5人だけで艇乗って…俺等だけでこの艇動かしてるんだみたいな
そういう…俺等5人の力だけでボートやってく空気感が…すごい強くあったから


視線を斜め上に向け…遠くを見つめるように語ります
メンバーに申し訳ないって気持ちが…切なくなるほど感じられます


頑張り屋さんだからね…でも、心配は心配ですよね…
あんまり…うん…無理はしてほしくないな…と


智くんにとっては…翔ちゃんの体のことが第一って気持ちが伝わる優しい表情です

絶対に大丈夫ですよ!
なんか…すぐケロッとして帰ってくるんじゃない?


実際さ…やっぱ今でもさ…面と向かってなんか言われることって
あんまりなかったりするから…俺等のグループって
なんか…面と向かってぶつかり合ったりとか
なんか激しい口論になることも今までず~っとないし
このボートをやることにより…他のメンバーがどう思っているか
すごく、感じたり考えたりとかすることができるのかなぁ~なんて



そんな想いで翔ちゃんを見守るメンバーたち…

そして…ボート部は、最終章へ…







★第8回(最終章) 2005.12.24

12月5日 クリスマスチャレンジカップ <戸田漕艇場>



◆ 午前9時 レース6時間前 メンバー会場到着 

最初に会場に着いたのは、智くん&ニノくん…車から降りて肩を組んで歩きます

ここまでやってきたんでね…一つになれればいいですよ…

ふっきれたような、さわやかな笑顔で話す智くん

はい…そうですね!

隣の智くんを見つめながら…うなずくニノくん
相葉ちゃんは…昨日は眠れました?との質問に

はい!寝すぎました!すいません…ほんとに!

さすがですわ!(笑)
それに対して翔ちゃんは…

あんま…寝れてない!えへへっ…大丈夫かなぁ??

背中の状態は…

いやぁ…ちょっとわっかんない…一回動かしてみないと…

そんなふうに答えながらも…自分たちの対戦相手を確認しに行きます
その中には…翔ちゃんの母校「慶応義塾大学」も…

慶応って何?大学生でしょ?絶対に負けたくないでしょ…
高校の時に…高校の文化祭でダンサーの人と踊るんで…
ガラス張りのとこ使ってダンスの練習してたの
その横で…エルゴやってたの大学生のボート部の人たちが
だから、俺高校生ぐらいの時、なにやってんだろうなって思って聞いたら
ボート部だよって話をされて…高校の時に…
だから、大学の人たちがエルゴどれだけやってるか俺…結構見てたのその時期
相当やってると思うからね…速いんだろうと思うけど…


そっか…ボート部って人たちがものすごく努力をしてるって知ってたから
翔ちゃん…あんなに寸暇を惜しんでエルゴメーターを漕いでたんですね…




◆ 午前9時30分 レース5時間30分前 光さん会場到着 

いよいよ大会がスタート…最終レースの嵐さんたちも準備を始めます
控え室で…あのユニフォームに着替えますが…初めてのレースに表情は緊張からか硬いです
準備運動を始めたところに監督の光さんが笑顔でやってきます

あなた達でも緊張する?
集中力を(高めることを)ねらって、午前中の練習はくつろいで
艇に慣れるということでいきましょう…集中していきたい
(レース前に)エルゴをやってから出たい





◆ 午前10時 レース5時間前 エルゴメーターで調整 

艇の上に乗っかると、腕の引きがそこまでいかなくなる…
その腕の引きを最後まできちんと引くということを、今のレベルまで引くということ


光さんの指示を聞きながらリズムを合わせて真剣な表情でエルゴをやる4人
そんなメンバーをニノくんが厳しい表情で見守ります

エルゴが本当に必要だってことを理解できました

ここでだいたい(リズムを)合わせていけたらいいなって思います
ここでやったことできないと…やってる意味ない…


そんなメンバーのコメントが入ります 




◆ 午前11時 レース4時間前 ウォーミングアップ 

会場で熱戦が繰り広げられるなか…練習エリアで練習を始めます
緊張のためか…ペースが速くなってしまったり…
しかし、次第に本来のペースを取り戻していきます
最後まで、最善をつくそうと努力する光さんとメンバー達




◆ 出場するレースまで…あと3つ

最終調整の動きを見てニノくんが相葉ちゃんと潤くんに指示をします

この休む期間というのは漕ぎを合わす期間
そこでどれだけ合うかだよね…
うん…


漕ぎ手の人が、長く漕いでるなって印象を与えないように…
第1第2第3第4クォーターでやることひとつずつ付けていけば…


そんな気持ちで考えた今回のレースプラン…
自分たちの武器であるスタートダッシュをきめてそのまま逃げ切ること

今回の作戦を発表したいと思う…
250を4回漕いでほしいんですよ…足かけ5本いきたい
5・10・5…20で200いきたいの…
そうするとあと50だからここで足かけ3本また始まって…これで1回目の250が終わり


作戦の図を描いたホワイトボードを提示しながら…語りかけるニノくん
眉間に縦皺を寄せた真剣な表情で聞き入る智くんたち
そのプランを聞いて納得の表情の光さん
ここで5人は愛用のボートを丁寧に拭き…想いを込めて「Tempest」のステッカーを貼ります



◆ 出場するレースまで…あと2つ

ここで…日頃ボート仲間として親交を深めていた日本大学の試合が行われます
結果は…大学最強の名に恥じない優勝 



◆ 午後1時30分 レース1時間30分前 昼食 

光さんの奥様手作りのサンドイッチによろこぶメンバーたちですが…
ほとんど喉をとおらないほど緊張はピークに達していました



◆ 午後2時20分 レース40分前 最終ミーティング 

今のところ最高記録…4分41だっけ?

うん、それを破るよ…我々も絶対破る!
4分を切った…恥ずかしくないレースをやりたい
みんなを信頼しております…何も言うことはない!


翔ちゃん&相葉ちゃんの満面の笑顔 
潤くん&ニノくんは微笑み 
智くんは…左口端を上げて…ふふっとした感じの笑顔 

光さんの信頼に対して…まかせておいてほしいといった雰囲気です

いよいよ決戦の場へ…
ミーティングをしていた建物の入り口では…日大のボート部員さんたちが花道を作ってくれています
その間を、笑顔でハイタッチをしながら通り抜けていく嵐さん

嵐!嵐!嵐!嵐!

力強い嵐コールでの激励です!

レース間近…ジャージを脱ぎユニフォーム姿へ…
この日は、メンバーの首におそろいのメンバーカラーのチョーカーが…
これは光さんの妻和子さんが前日にメンバーのために作ったお守りです
和子さんも…夫を支え、メンバーと一緒に戦ってきたんですよね
一つ一つを祈りを込めて作る和子さんの姿が映されます
そして…和子さん自らの手で嵐さん達の首にチョーカーをつけます
いよいよ船に乗り込む嵐さん達一人一人を光さんが抱きしめたり握手をしたりします

艇に最後に乗り込む智くん…

今までありがとうごさいました!行ってまいります!

深々とお辞儀をして…光さんと固い握手をかわします
そんなキャプテン智くんの姿に、潤くんが声をかけます

終わりじゃねぇよ!始まりだよ!




艇が船台を離れたそのとき…日大ボート部の応援の声が!

まごまご嵐ボート部の優勝を期して…フレーフレー嵐!

その声援に…高く腕を挙げて応える嵐さんたち!

じゃ、オールメンで参りましょう!よ~い!いってきま~す!

なにか誇らしげな…ニノくんの明るい声が響きます
多くの人の期待を背に…ゆっくりとスタート地点に艇が向かいます

嵐の…漕ぎが…大会で一番出れば…
光さんやっぱ…それを望んでる…


優勝したいけど…こだわりすぎると焦っちゃうのよくわかる…
自分が納得のいく漕ぎっていうのがやっぱりあって…それができたらいいな…




レーススタート!

レースの様子は「こたつDE嵐」でも放送されましたよね…
それで雰囲気を分かっていただけたらうれしいです

スタートダッシュに成功し、先頭争いをする嵐さんたち

合わせて~キャッチ!いい調子だぁ~!

ニノくんの声が響きます…
苦しそうな表情で漕ぎ続ける4人を必死に励まそうとしているかのようです
絶対的な体力差を気力でカバーしようとする5人

気がつくと圧倒的な大差がついていました…
しかし…最後まであきらめずに自分たちのできる限りの漕ぎをしようとする5人
光さん…日大の仲間…観客の声援を受けて力を込めて漕ぎ続けます

ラストスパート!最後~!!

声のかぎり叫ぶニノくん!

よっしゃぁ!!

おそらく…この時一番苦しい想いをしてる翔ちゃんが叫びます

みんなが応援してるぞ~!最後~!!



結果は………最下位
しかし、客席からは健闘をたたえる拍手が鳴り止みません

力を出し尽くした嵐さん
艇の上で手足は震え…苦しそうな息づかいが聞こえます


ゴール直前でオールを水にとられた翔ちゃん
チームとしても4分をきることができませんでした


スタートはどうだった?

スタートはよかったよ

あんまり離されてなかった?

うん!最初の250~300あたりまで1位だったよね!


そんな会話を聞きながら…一人途方にくれる翔ちゃん
自分が失敗しなければ…あるいは違う結果であったのかも…そんな想いでいるような表情です

ゆっくりと船台へ戻ってきたメンバーのところに、光さんが笑顔で駆け寄ります
4分を切るという目標は達成できなかったものの…
自己ベスト…今までで最高の走りだったと5人をほめたたえます
そんな光さんの話を聞いて…ようやくメンバーの顔から笑みがこぼれます

レースを見ていた会場のボート関係者からも

たいしたもんですよね…だって(ボートを始めて)まだ半年?
<いや…3ヶ月とのスタッフの説明>
3ヶ月であそこまで漕げたらたいしたもんですよ!

学生なんかは毎日のように練習していますので、
それに比べたら練習量から推測すれば格段に早い進歩ではないかと思います
ぜひ続けてボートの楽しさというものを分かってくれるとうれしいですね


など…メンバーの努力をたたえる声が聞かれます
艇を引き上げ…最後のミーティングです



目標としていた4分は切れなかったけど…
みんなが楽しんだかどうかが問題で…
恥ずかしくないレースをしてくれたので
私は…満足しています
漕いでくれて…ありがとう…





嵐5人の100日にわたる戦いは終わりました
ボートマンの命であるオールを片付けます




5人は…全てが始まったあの場所へ…

ちょうどここですよ…ここで僕は光さんに3ヶ月お世話になってもいいですかって

ここでナレーションと回想シーンが入ります




3ヶ月前の夏…光さんに出会い、そして、ボートに出会った

何も分からず、とまどうことばかりだった日々

ボートへの情熱が高まりゆくあまり

時にはすれ違い…ぶつかり合うこともあった6人

若い人と一緒にボートを漕ぎたいという光さんの夢

それは、いつしか嵐5人の夢へとかわり

まごまご嵐ボート部は、ゆるぎない絆を得た

そしていよいよ…共に歩んできた光さんとも別れの時…






まあ、我々の…共に経験した3ヶ月というのは…ほんとに有意義で…
わたしにとっては非常に有意義で長い40年のボート歴の中でたった3ヶ月だけども
本当に有意義な3ヶ月でした



レース直後の嵐さんたちのコメントが流れます


もうね…全然分かんなくなっちゃってレース中は…
もう、根性だけで漕いだ感じ…だから終わった後すごい気持ちよかったですよ


もう一回やりたいね俺は…始めたその時に思ってたよりはいけた…
だって乗れなかったんだよ…
こけちゃって水にドボンしてたのがここまでできたってのはいけた
ただ…結果はやっぱり悔しい…すごく悔しい…


やってる最中はすごく時間がスローモーションに流れていったし…
すごく…体感できない…試合だったと思いますね…


ボート自体の楽しさはすごく感じたし…5人だけで艇乗って動かすっていうのは
すごく…いい時間でしたね…


嵐が…5人が…一つになってゴールに向かう感じが
すごく感じられたから…すごい試合やってておもしろかった…


夕陽を浴びて話す智くんの表情が…auの陽の写真を撮るような表情です
おだやかで…幸せそうで…満ち足りた表情 






最後にみんなで円陣を組んで手を重ねます

3ヶ月…ありがとうございました!

まごまごボート部! 以上!







最後に光さんが練習日誌にマジックで書き込む姿が映ります…

『嵐 ありがとう! お前達の事は忘れない』







………おわりです














今まで読んでくださった方に…
少しでも2005年の嵐さんの煌めきが伝わっていたら…とっても幸せです
ありがとうございました  

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