FC2ブログ

青が好き…♪♪

ARTICLE PAGE

スポンサーサイト

スポンサー広告
  • comment-
  • trackback-
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

忍びの国…感想 【平楽寺】

忍びの国
  • comment-
  • trackback-
DSC_2613.jpg


忍びの国の想い出に…思いつくままに感想めいたことを書いてみたいと思います。
ネタバレになりますので…もしも気になる方がいらっしゃいましたらCLOSEしてくださいね 





平楽寺に戻ってきた無門の表情を観たくて、目をこらして観てみるのですけれど
怒っているというよりは…なんだか悲しげに見えてしかたないのです…

静かに本堂に上がり…十二家の輪に座る無門
浮かれた言葉をかけてくる者を無言で刺したのは…平兵衛のくない
「我が想い女(女房)」だけでなく、平兵衛を含めた「我等」を危うき目に遭わせた怒り

「だがな、何だかわかんねえが俺は滅茶苦茶…腹が立ってんだよ

無門の表情は見えないけれど…
抑えた静かな声から、突然に吹き出される怒りに震撼させられるのが心地よく
そして…

「あと先考えて無茶できるか」

の無門に見惚れてしまうのです…
この時点での無門の怒りは、十二家評定衆に向けられていたものでしたね。




だから、三太夫の言葉に…ひしめき合いながら無門に吹き矢を向ける下人(下忍)たちの姿をゆっくりと見渡す眼差しが
哀れみを含んだ…
悲しげで…
ある意味…穏やかな光をたたえていたりするんですよね

「虎狼の族か…」

原作によると

そう無門が思ったのは、自らを取り囲んだ下人たちのことではない。
そんな人でなしの一員としての自分自身のことだ。


とのこと…
確かに…お国に下人達が吹き矢を向けたときに

「みんなやめてくれ」

と叫ぶ無門の言葉からは…この下人達は、自分の仲間であるという意識がまだ感じられるのですよね。




お国に刺さる吹き矢と無門の悲鳴


本当の名を知ることは…
お国にとっては夫婦である証であったはずであり、唯一の願いだったのですが

「知らんのだ…」
「幼きころの伊賀へと買われてきた。名前など知らん。名前なんて…ないんだ」


涙を溢れさせながら言う…この言葉の後に

「面目ない…」

原作にはない、そんな言葉が入っているように聞こえます…

面目ない…

貴女の唯一の願いに応えられなくて…
自分が、伊賀者として生きてきた境遇が…
貴女を助けることもできなくて…

無門は…どんな想いだったのだろうと
溢れる涙を見つめながら考えてしまいます


可哀そうに…

無門の…「虎狼の族」として生きなければならなかった境遇と、その悲しみを感じ

可哀そうに…

涙を浮かべて…優しく頬に手を差し伸べて…



お国の命を奪い…笑いながら小茄子を取ろうとする下人達
その目の前で小茄子を打ち砕き…見上げる表情は怒りに満ちていますが

「わしは何という馬鹿ものだ…」

そう言って…お国を腕に抱え静かに歩き出す無門

振り返って…

「おのれらは…人間ではない…」

…と、つぶやくように言う眼差しは
伊賀と決別した無門の…怒りというよりは、悲しみや哀れみが感じられるのです。




関連記事
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。